イトウは心に宿る34

Миру Україні

2024年03月07日 07:07

ホットシェフのカツ丼と沢山のお菓子をカゴに入れ、
初めて目にするリボンナポリンとやらに手が伸びた。
事前情報で知ることがなかった目新しい飲料は、
リボンナポリンと韻を踏むキャッチーな商品名と味で
僕を虜にした。

その後、宿の近くで天の川撮影をすべく外に出ると、
日中の気温17度からうんと下がって5度になり、
巨大な冷蔵庫の中に放り込まれた寒さ。

今回の旅行の目的のひとつに星景撮影があり、
星をもっとも美しく撮影できる新月の大潮を選び、
後にも先にもこれ以上ない星景写真が撮れることを願い、
ここへ来る直前にデジタル一眼レフから高感度撮影に強い
ミラーレス一眼に乗り換え、さらには18mmスタートの
超広角レンズも新調していた。
大袈裟に例えるなら『原始の夜空』の下に立てるのではと期待して。
その期待する理由ははっきりしている。
梅田や心斎橋のような不夜城なんてものがなく、
人口より牛が勝る見渡す限りの牧場と湿原。
未明から働く酪農家は二十時を過ぎれば家の灯りを消すはずで、
四方八方ほぼ光がない抜群の環境なのだ。

吐く息白く、晴天の夜空を見上げると夥しい星と天の川は
確認できたが・・・・・・これまで出会った抜群に美しい星空の
順位としては表彰台に立つことはできない。
深夜にもう一度、こっそり三脚とカメラを持って外へ出たものの、
天の川の位置が変わっていただけで、
溜息が漏れるほどの星空を観察することはできなかった。

始発のバスに乗り、電車を乗り継ぎ、シャトルバスから飛行機へ、
そして車で楽しいトークを弾ませ漸く辿り着いた北の大地。
とっておきの楽しみだった星空には落胆したが、
ホットシェフのカツ丼だけは期待通りの美味しさで僕を慰めてくれ、
移動だけで一日を費やした初日の幕が下りた。


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