2016年04月21日
ホンモロコ釣り
自分で組んだ竹竿。
魚の口を想像して針を選びハリスを結ぶ。
魚の生息地と泳層を想像して仕掛けを作る。
餌は釣場近くの釣具屋でお金を落とすのが理想だが、
今回は一尾に辿り着く過程を独りの力で達成したかったので
自然採集した。
初めて訪れた水辺には沢山の釣人が並んでいたが、
誰も竿を曲げておらず、諦めムードが漂っている。
時計は正午を知らせ、朝の時合いが過ぎたからだろうか。
しばし散歩してツバメ達の動きを見て楽しむ。
ついさきほどは釣場の道中でチュウヒが飛んでいて、
ゴーヨンに三脚を担いだ鳥屋達が走って追いかけていた。
あらためて周囲を眺める。
少なくとも現状では釣人が集まる場所が好場所とは考えにくい。
初めてゴギを狙ったときもあっさり釣りあげられたように、
初挑戦の時は亜種の習性を参考するのがいい。
右に倣えをせず、自分の目で釣り座を決めた。
初投は狙いの場所を外す。
二投目で魚信を得たが、あわせに失敗。
三投目で明確な魚信と手応え。竹竿の穂先が震え続けている。
そして他魚かと思わされる重みと大きな姿。
とてもモロコ属とは思えず戸惑いながらも静かに人生初魚に感動した。
今釣行の目的はホンモロコを釣り上げて撮影すること。
ゆえに釣り過ぎることなく、持ち帰ることなく、水に帰した。
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タグ :ホンモロコ