2021年05月03日
レアものを撮ってしまいました。

日没間近の森の中。
光量が落ちて野鳥を撮影するのは難しい状況なのだけど、
好機はいつどこにあるかわからない。
これにより『ギリギリまでカメラを片付けるな』を教訓としている。
まあそのほとんどが何もなくその日を終えるのが常なんだけど。
でも別に片付けなくても問題ないのであれば、
いつでもシャッターを押せる準備をしておくのがイイ、
ということを身をもって知った。
その日、偶然現場で会った鳥友だったが、
彼は森を避けたルートで帰り、僕は森ルートで帰った。
もちろんナニかを期待して。
薄暗い森の中、落葉の上にいたであろう黒くて小さな影が、
ひょいと目の前の低い倒木に乗った。
もう見飽きたシロハラかな。
でもそんなに大きくないからアオジかな。
アオジはついさっきも撮ったばかりだけど、
せっかく距離も近いし撮っておこうと数枚撮影できた。
その後、ようやく森を抜けた時だった。
空に黒い雲が覆い、遠くで雷鳴が轟いた。
まずいな・・・・・・。
そう思った矢先、あっという間に大粒の雨が叩きつけた。
すぐさま森に引き返し、
できるだけ幾重にも葉を蓄えた樹木の下に避難。
短時間ならずぶ濡れにならずやりすごせそうだった。
腰をおろし暇潰しにその日の画像整理をする。
本日の大本命が初見にしてはばっちり撮れている。上出来だ。
そしてさきほど撮影した野鳥の確認。
うーーんこれは・・・・・・まさかのクロジやんか。
すごい。今の自分が狙って撮影できない相手。
しかもスローシャッターのおかげで明るく撮れており、
さらにはブレずにピントが出ていた。
おもわず漏れる歓喜の声。
相変わらず激しく葉を打つ雨音まで祝福の音に聞こえた。
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