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Posted by naturum at

2022年11月14日

釣人の闇、釣船の闇。


街路に並ぶ銀杏の葉が黄に染まる頃、
夜の水深200メートルでバラムツとの攻防が始まった。
タックルが写っていないのは、魚が少し暴れただけで
タックルが破損し、人間までもが怪我をする恐れがあるため。


僕ははっきり言う。
餌釣りが恥ずかしいのではなく、
餌釣りだったのにルアーで釣ったという主張が厚顔無恥なのだ。
魚釣りの世界でのウソは別段珍しいことではなく時折耳にする事象であり、
時にスポンサーが付く釣人が、時にメーカーそのものが。
正直に魚釣りをしてきた者には辟易とするが、
魚釣りの世界なんて所詮こんなものだと悟っている。

僕はバラムツをジグで釣ったのではなく、
ジグにサバの切り身を付けて釣った。
その理由は明快だ。
バラムツを釣るコンセプトがジグで喰わせることではなく、
淡水魚にはない海の大物の力強い引きを経験しておく必要があったからだ。
だから手堅く釣れるであろう餌釣りを選んだ。
もちろん以前ブログ記事にしたときも正直に書いた。

こんなことがあった。
ジグで釣ったことがなく餌で釣っているのに、
ある御大の前では上辺を取り繕うためジグだけで釣っていますと豪語してしまう。
そんな釣人を目の当たりにして、
聞いていた僕が恥ずかしく俯いてしまった。


僕が釣ったバラムツは船頭が計測して160センチだった。
しかしその計測方法に異議を唱えたかった。
魚の上にスケールを沿わせる計測なので実際の全長より
随分と大きな数字になっているからだ。
正確な全長を計測するならスケールは真っ直ぐが至極当然。
知ってか知らずかこの釣船は、
いつもスケールに曲線を描かせた計測で実際より長くしているのだろう。
HPの釣果情報も正確なものではなかったのかと冷ややかな目になった。

さらに驚いたことがある。
僕以外の同船者数名までもがこの計測に納得し、方々に申告していたことだ。
ただの釣人ではなくソレ関連出身なのに正しい計測を知らないはずもなく、
斯くして大きく膨らんだ数字は船頭現認のお墨付き。
裏側はこんな程度の低いものだった。
ゆえにこの釣船に再訪をしていないし、
同船者との付き合いもこれを機に無くした。

世の中には色々な思考、または精神に障害を持つ人間もいる。
医学の専門知識を持ち合わせていないけれど、
嘘・大袈裟・紛らわしいのがありありと伝わってくる釣人達。
嘘と現実が入り乱れ、
虚言が実際の事として記憶に焼付く精神障害もあるらしい。
ゆえに当の本人は息をするように虚言を吐き出している。
これは魚釣りにおいてだけでなく、
日常生活すなわち社会の中でもそうなのだろう。

魚釣りの世界だけでなくこういった人達は、
軽い重いの程度の差はあれ、僅かながら一定数存在する。
これらが悪と言いたいのではない。

ただ僕は、静かにその輪から外れることにしている。







  
タグ :バラムツ

Posted by Миру Україні at 07:07バラムツ