純屋

随分昔に旧パッケージの在庫処分品を買い漁った
愛用フックもとうとう底がつき、
新たに購入しようと思っていたら、
残念なことに昔と違い現在の品質は
どうにもこうにも・・・・・・という情報を鳥友から入手。
さらに値段も高騰しているし迷いが生じていた。
これは情報元であるコチョウゲンボウ氏に直接おうかがいするしかないと
迷える子羊は伝書鳩に想いを託し空に放った。

すると有益な情報が返ってきた。

『土肥富』 Dohitomi
☆株式会社土肥富は1892年（明治25年）に創業の釣針の製造メーカー

そうきましたか！！情報ありがとうございます。
長年愛用してきたブランドがあったので盲目になっていた。
いざとなると、こうして困っていたのだ。

年間350日は水辺に立っているのではないかと、
そんな印象の鳥友だけに全幅の信用を寄せたい。

そうそう去年の夏、大きなお胸ちゃんと一緒に偶然、
土肥富の前を通過したことも思い出した。
エキゾーストノート（保安基準適合品）に負けないよう大きな声で、
「おーーーどひとみやん！！ここにあったんやー！」
と感慨深げに叫ぶと、
釣具のことがさっぱりわからん大きなお胸ちゃんが
マニアックすぎるーと笑っていた。
普通の人は会社の看板見て感動せーへんよ、なんて。
いやいや、土肥富を知らない釣人はもぐりよもぐり。

そんな過ぎ去った夏の１ページと今回の件がシンパシーとなり、
新たなトレブルフックを購入すべくメーカー直販サイトを覗くと……凄すぎた。

フックの線径に、千分の一の重量の表記。
す、すごい・・・・・・。
さらにはコーティングの種類よ。
なんちゅうマニアックな解説。
老舗釣針会社の真髄を見た。

なんといっても特筆すべきは親切な価格！！
外国債券も絶賛回復中だし強気で
あれもこれもえいや！とカートに放り込むと合計7777円。
こんなことある？
気持ちいい買い物ーー。

大手通販サイト各社も確認したけど、
メーカー直販のラインナップの豊富さと値段は最強。

ライン同様、選択に慎重になるフック。
重要なパーツだけになかなか冒険しにくいのよね。

マルトフックと相性が良いことを祈りつつ、待ちに待ったサクラマスの季節到来。
この一年、長すぎた……。
一年なんてあっという間なんてウソやろ。
一週間は長いなぁなんて言うくせに
一年はあっという間というその超感覚。
今年も残すところ300日ほどですね。

まずは緊急事態宣言から解き放たれる瞬間が待たれる。