2016年02月25日
幸せの青い鳥
歩いても歩いても出会うこと叶わず、
その野鳥に照準を合わせてからどれくらい経ったか。
答えを欲するなら簡単に手に入るご時世にわざわざ遠回り。
ヒタキ類ならこういった地形とこういった複合場所の、
こういった場所を好むはず・・・・・・。
少しずつ少しずつ近づいていると信じて今日も歩く。
相変わらず雌にはモテモテで、三か所三羽と出会ったものの、
幸せの青い鳥は何処へ。
シャッタースピードを稼げないほど辺りが暗くなり、
ISO感度を最大数値まで上げ、露出補正も数段階上げてその時に備える。
ふと、黒くて小さな影が視界の隅を走った。
裸眼ではその正体を確認できず、
また雌かと思いつつもシャッターを押して画像を確認。
声が出なかった。
慌ててレンズを向けるも暗くてフォーカスが利かず、
ファインダーから目を離して周囲を探すもまったく見えない。
居場所を特定できないままシャッターを押す。
ピントもなにもないけれど、シャッター優先設定に救われた。
なんとかフレームに入っていた。
実際は鳥の姿など見えないほど暗いのに
明るく写るのがデジタル・カメラの特性。
あとはレタッチでさらに明るく補正して、初めての出会いを記念して保存。
ようやく会えたルリビタキ雄。幸せの青い鳥。
昨秋からどれほど会いたかったか。
渡りの日まで、きっと遠くには行かないはず。
良い条件を狙ってまた撮らせてもらう。
Posted by Миру Україні at 07:07
│ルリビタキ