2021年10月24日
天然記念物撮影中にモンスター出現!!

感染者数が高止まりしている中だけど行ってきたよ!
初夏の風物詩といえばヒメボタル。
フラッシュのように点滅するのが特徴で、
露出時間を長くするとこのように写る。
また、ゲンジやヘイケの光り方は長い線に写る。
画像合成すれば光が沢山散らばり華やかになるが、
現実はこの程度。本当に乱舞する日もあるけれど、
ヤラせ撮影&合成画像が多いのも事実。
この夜、多くの見物客が静かに見守る中、
ホタルに向けてハンドライトを照射しまくるモンスター老人出現。
現場には地元有志が作った看板があり、
そこには騒音を出さないようにすることや、
ライトは足元を照らすだけにするよう注意書きされていた。
モンスター老人の暴挙に見学人達がざわつき、
しかし誰も黙ったまま見て見ぬ振りを決め込むので、
僕の出番やなと老人に近づき、穏やかに声を掛けた。
周辺を照らしてどうかしましたか?
すると老人は無駄にデカイ声で、
ホタルの数を確認していると。
ライトを照らすとホタルが反応するのだと。
そういうことでしたかと納得。
周囲の見学者も理由がわかり納得したと思われる。
生息数を記録しているなら誰も異論はない。
カメラマンも多数おられ、ライトを照射された画像は
全部ボツになるけれど、それでも文句はないだろう。
それなのに、あぁそれなのに。
なにやらモンスターのスイッチが入ったらしく、
「ワタシは地元有志だ」
とか
「ウン十年前からここで観察している・・・・・・」
とか
「元々荒れていたのをここまで回復させたのはワタシで・・・・・・」
とか
途中からまったく聞かず、相づちすらせず無視していたのに、
それでもしゃべり続けるのが面白かったので、
「このジジイめっちゃしゃべるやん」とついつい言ってしまった。
僕の悪い癖☆
ほんまこの人は・・・・・・と、お胸が大きなお連れさんがうな垂れていた。
でもでも都市部では毎日千人単位で感染者が出ているのに、
無駄にしゃべるのってよくないよね。新時代のスタンダードよ。
すると僕の一言が火に油を注いだらしくモンスタージジイはエスカレート。
隣にいた見学中のおっさんに愚痴を言い出し、
これはダメだと僕は火消しに入った。
「そろそろ静かにしよか?」
「ほんま迷惑やで?」
看板に騒音を立てず静かに見学しましょうって書いたのは
ジジイとその仲間達のはず。
モンスタージジイはぶつくさ言いながら去っていき、
平穏が戻った。
ジジイは認知症が進行していたとか、
会社勤めしていた頃は周囲から煙たがられていたとか、
万年平だとか、
ご近所さんからも変わり者扱いされていたとか、
近所の子供は親から、あの人に近寄ったらダメと注意されていたとか、
一瞬でそれらのことが想像できた。
Posted by Миру Україні at 07:07
│ホタル