2020年12月16日
この魚を釣るのに10年かかりました・・・・・・
年に約3釣行。
これを繰り返すこと10年。
数年前にもどりと呼ばれる小形サツキマスを釣ったことはあるけれど、
磯の王者イシダイに例えるならそれはサンバソウ。
ちょっと違うか・・・・・・。
2020年最も印象に残る魚。
なぜその場所を選んだのか。
なぜそのルアーを選んだのか。
なぜその流れにルアーを投じどう操ったのか。
ロッドに伝わる衝撃。
水中で翻った白銀の魚体はサツキマス。
慎重かつ大胆に寄せてくるところまで記憶している。
だけど、終始冷静だったはずなのに、
取り込みの瞬間だけは記憶が欠けてしまった。
サツキマスを水に帰したあと、
僕は立つことができず川原に寝転がり空を仰いだ。
喜びの連絡をしようと、
スマホを操作する指は震えていた。
時間が経過するほどにこの一尾が輝きを増す。
スピアヘッド・リュウキ80S
本流鱒狙いにおいて操作感が抜群で一番相性が良いミノー。
自分好みの急流においてリュウキなしでは釣れる気なし。
数年前にリュウキを使いだしてから、釣りあげることができなくとも
釣行のたびに喰わすことができている。
日没が迫ってきた。
ようやく立ち上がり帰路へと向かう道すがら、
反対車線で手を上げる姿が見えた。
懲りずに十年通い続けた釣行をいつも歓迎してくれる釣友だった。
サツキマスを釣ったら焼肉を奢ってくれる約束を、
待たせに待たせに随分お待たせしてしまった。
1投目で釣れることもあれば、10年かかった魚もいる。
一生懸命やってこの結果。すごく良かった。
釣り話のネタとしても最高だ。
積み重ねてきた想いの分、
この日の出来事は釣り人生屈指の思い出となった。
Posted by Миру Україні at 07:07
│サツキマス