2022年05月02日
ライギョを生かさぬよう殺さぬようしてますか?

ライギョ釣りとは残酷な遊びですね。
平和に暮らしているライギョの前にルアーを送り込んで食わせ、
フッキングという行為によりグサッ!(痛そう・・・・・・)とフックを口腔に突き刺し、
暴れるライギョを無理矢理引き寄せ釣り上げ、そして釣人は歓喜する。
そう、これがライギョ釣り。
時にライギョを助け、また自分を満たすためにライギョを釣る。
一方的に攻撃を仕掛ける行為はまさに釣人のおもちゃ。
だってしょうがないじゃなーい。これが魚釣りなんだもの。
省みるとライギョ釣りとはなんと惨たらしいことでしょうか・・・・・・。
あ、すみません。想像するとなんだか気持ちが悪くなってきました。
ライギョ釣りの否定ではなく自然観察者の感想です。
初めてライギョを目撃してから四十年が経ちます。
網を持って水遊びをしていた少年だったあの日、
突如水面に右向きに浮いたライギョに畏怖の念を抱きました。
ルアー釣りを覚え、すぐライギョ釣りを始めました。
初めて釣り上げるまで三年かかり、
初ライギョの釣果写真は大切に残しています。
ルアーはイエローが気に入らずブラックに塗装したダイワのブルフロッグでした。
ライギョ釣りを完全にやめてライギョタックルを処分することは非常に難しいけれど、
ライギョを釣ることよりライギョ撮影をする方が、
その時もその後も満足度が高いと感じられるようになってきました。
なんかね、
ライギョのクチにグサッ!と針を刺す行為に心が痛むようになりましてね。
撮影ならライギョを傷付けることがないですし、
ライギョを見つけるところから始まり、
気配を潜めてシャッターを押すまでの過程にある緊張と穏やかなる時間。
めちゃくちゃ楽しいです。
観察している限りではライギョの生息地は減り、
既存(きそん)の生息地の個体も減少の一途を辿る。
自分一人でも釣る回数を減らせば傷付くライギョが減るかなあって。
それに撮影個体のクチに傷があると気分が良くないですからね。

今年もますますライギョ釣りよりライギョ撮り。
Posted by Миру Україні at 07:07
│春