2017年07月12日
琵琶湖は沖島への想い

いつかは沖島(おきしま)・・・・・・。
釣り少年だった僕達に夢を与えてくれた釣り番組THEフィッシング。
ナレーターが大平透氏の頃だったか、
穏やかな湖面の沖島にボートを浮かべて
釣りをした西山徹氏。
その光景は僕達がたどり着けない聖地のように映った。
その気になれば車を運転するようになってすぐに行けたし、
優に百(どころではないか)を超えるほど琵琶湖へ通っていたのに、
沖島を横目に通過するばかりでその地を踏むことはなかった。
そしてひょんなことから沖島へ渡る機会が突然に。
西山さんのようにボートを浮かべたのではないけれど、
僕は沖島で魚を釣る!という積年の想いを胸に、
同行した坊主は期待を胸に、二人渡船に揺られた。
釣ることに関しての情報を何も用意せず、
二人して灼熱の水辺を歩いて歩いて探した。
途中で暑さに参って木陰で大の字になって寝ころび、
ちょいと昼寝。
坊主は服を着たまま琵琶湖に飛び込んでいた。
そのうち良さげな場所に辿り着いた。
まだ太陽が頭上にある時間だったけれど、
突如手元に衝撃が伝わった。しなるロッド。魚が水面を割った。
見慣れた魚なのに、小形なのに、めちゃくちゃ嬉しかった。
この嬉しさは、きっと、芦ノ湖でも味わえるはずだし、
「おれはナマズ者」で釣り合宿をした相模湖でもきっと
感じられるはずだと信じている。
そして、坊主も釣った。
違う方を向いて投げていた僕が気づくほど大きな捕食音がしたので、
喰ったんちゃうん!?と慌てて振り向くと、
静かに、喰った・・・・・・!と言い、ええ感じにロッドを曲げていた。
僕が使っていたルアーと同タイプ同カラーを使い、
僕のより一回り以上大きい魚を釣りあげた。
坊主は、初めての場所で釣ることが
こんなに嬉しいとは思わなかったと言った。
親子で力強い握手を交わした。
漁港まで歩いて帰る道すがら、
猫がお出迎えしてくれた。手やロッド・グリップに付いた魚の匂いに
誘われたらしく喉を鳴らして近寄り、舐めてくる。
そんな光景が微笑ましく時間を忘れて撮影していると、
帰りの渡船の時間が迫っていた。
まずい、走るぞ!
親子して汗か冷汗かをかきながらダッシュした。
二人とも顔は笑っていた。
帰りの「おきしま」から眺める沖島が遠ざかる。
また導かれるその日まで。
Posted by Миру Україні at 07:07
│湖沼