2022年11月19日
その場所でスズキは釣れません。
よく通っていた場所へ久しぶりに訪れると、
水面を割ってプラグに喰らいついてくれた。
僕がよく通っていたスズキ釣り場のすぐそばに、
オオクチバス釣り好きの知人が長年住んでいることを知った。
歩いて行ける距離が羨ましく、スズキはやらないのか聞いてみると
意外な答えが返ってきた。
「あー、あそこでシーバス?
あそこは春のほんのわずかなタイミングでしか釣れないから。
しかもギャンブルみたいな感じで。あそこは基本居ないからやるだけ無駄」
だそうだ。
まあどれだけやってきたのか知らないし、
長年通って得た考えなのか、はたまた知ったかぶりなのか。
僕は相づちをするだけで多くを語ることはしなかった。
画像の魚を釣る数時間前にシロヒレタビラ釣りをしていた時、
中年男性釣人が話しかけてきた。
その話の中で、この後はスズキ釣りをすることを伝えると、
「あそこでスズキは釣れないでしょ?釣ったことないもん」と言う。
まあどれだけやってきたのか知らないし、
長年通って得た考えなのか、はたまた知ったかぶりなのか。
僕は相づちをするだけで多くを語ることはしなかった。
淡水の釣りと違うのは潮汐が絡むこと。
潮汐とは干満により水位に変化が起こること。
ゆえに淡水釣りより自然条件が複雑になるけれど、
それを理解して行動に移せば簡単に釣れてしまう時間がある。
それすなわちスズキが索餌回遊してくる時間だ。
それを外せば皆目釣れなくなる。
それすなわちスズキがその場所に居なくなるからだ。
では先ほどまで寄っていたスズキはどこへ行ったのか。
それを知るのが目下の急務であるが、長年解明できずにいる。
先入観や固定観念を投げ捨て、
手持ちのあらゆるルアーを持ち出すも釣れた試しなし。
そのうち、『釣れないことを確認』しに訪れることもあり、
やはり釣れないことで自信満々に納得するときもあった。
魚釣りという行為を通して自然の動きがあるのを知る。
しかしそれは自分の生涯を捧げても解明できないほど奥深いものだ。
今宵も少ない投数で一尾釣れてくれた。
一応狙い通り。
納得したのでとっとと納竿した。
Posted by Миру Україні at 07:07
│秋