2024年01月02日
イトウは心に宿る27
釣具の準備をほぼ終え、あとはヒグマ対策の
武器類が飛行機に持込めるのかを調べると、
預け荷物ならばナイフは可能であった。
携行する武器の第一候補はGERBER。
湿原の中でヒグマがこうきたらこう、
もしくはこうしてきたらこう、
対峙するのがoso18だろうが死角なし。
このGERBERは魚釣りを通して知り合った釣友からの
いただきもの。
僕と同じくwhiplash factoryを好む、
ローディーラー使いであり、サーペントラインジング使い。
もちろん色々な魚種を楽しむし、昨今のキャンプブームより前から
バイクに乗ってソロキャンプをする、
楽しさの刺激を与えてくれる存在だ。
魚釣りでお手合わせをしたとき、
初めての挑戦なのに僕より先にルアーで
オヤニラミを釣り上げたことがあり、ひれ伏すしかなかった。
ある初冬の田園地帯では自作の小型ストーブでお湯を沸かして
コーヒーを淹れてくださったことを思い出す。
まだ野鳥に興味がなかった頃、
早春の海でクロダイ・スズキ釣りをしていると、
上空を飛ぶミサゴとトビの見分け方を教えてくれた。
それにカムルチー・ナマズ・カネヒラ・ヤリタナゴ・アブラボテ・
ヌマムツ・オイカワ・オオクチバスetc...一緒に色々楽しんだ。
後に聞いた話では僕と同じく辛い時期を過ごしたそうで、
その気持ちが痛いほどわかったし、
頑張ったから暗いトンネルを抜けると楽しい時間が待っていた。
寡黙で優しい心の持ち主であるその釣友がGERBERと一緒に、
五円玉の穴にコードを通して結んだものを手渡してくださった。
ナイフなので御縁が切れないようにとのことだった。
こういった相手の気持ちに寄り添える繊細な気遣いが素晴らしく、
雑を生きる僕と大違いだ。
一本のGERBERが湿原に入る僕に勇気をくれた。
余談だが、そんなお気に入りのGERBERが作られている工場を調べると、
なんとサツキマスを狙っている近所だったことを知り、
いわゆる聖地巡礼的にG.SAKAI(ガーバー・サカイ)を訪れたことがある。
そしてもうひとつ、シュマグもいただいた。
アラブスカーフとも呼ばれる広くて厚手のバンダナのような布で、
いまでも渓流へ入る時や連泊釣行には必ず携え、
山での野鳥撮影にもブラインドや防寒で重宝している。
ミリタリーグッズが好きだけど、なかなか手を出せずにいた
僕には最高の贈り物達。
そうそう、託されたライヴワイアのフラッシング・イーヴルカラーも忘れずに。
武器類が飛行機に持込めるのかを調べると、
預け荷物ならばナイフは可能であった。
携行する武器の第一候補はGERBER。
湿原の中でヒグマがこうきたらこう、
もしくはこうしてきたらこう、
対峙するのがoso18だろうが死角なし。
このGERBERは魚釣りを通して知り合った釣友からの
いただきもの。
僕と同じくwhiplash factoryを好む、
ローディーラー使いであり、サーペントラインジング使い。
もちろん色々な魚種を楽しむし、昨今のキャンプブームより前から
バイクに乗ってソロキャンプをする、
楽しさの刺激を与えてくれる存在だ。
魚釣りでお手合わせをしたとき、
初めての挑戦なのに僕より先にルアーで
オヤニラミを釣り上げたことがあり、ひれ伏すしかなかった。
ある初冬の田園地帯では自作の小型ストーブでお湯を沸かして
コーヒーを淹れてくださったことを思い出す。
まだ野鳥に興味がなかった頃、
早春の海でクロダイ・スズキ釣りをしていると、
上空を飛ぶミサゴとトビの見分け方を教えてくれた。
それにカムルチー・ナマズ・カネヒラ・ヤリタナゴ・アブラボテ・
ヌマムツ・オイカワ・オオクチバスetc...一緒に色々楽しんだ。
後に聞いた話では僕と同じく辛い時期を過ごしたそうで、
その気持ちが痛いほどわかったし、
頑張ったから暗いトンネルを抜けると楽しい時間が待っていた。
寡黙で優しい心の持ち主であるその釣友がGERBERと一緒に、
五円玉の穴にコードを通して結んだものを手渡してくださった。
ナイフなので御縁が切れないようにとのことだった。
こういった相手の気持ちに寄り添える繊細な気遣いが素晴らしく、
雑を生きる僕と大違いだ。
一本のGERBERが湿原に入る僕に勇気をくれた。
余談だが、そんなお気に入りのGERBERが作られている工場を調べると、
なんとサツキマスを狙っている近所だったことを知り、
いわゆる聖地巡礼的にG.SAKAI(ガーバー・サカイ)を訪れたことがある。
そしてもうひとつ、シュマグもいただいた。
アラブスカーフとも呼ばれる広くて厚手のバンダナのような布で、
いまでも渓流へ入る時や連泊釣行には必ず携え、
山での野鳥撮影にもブラインドや防寒で重宝している。
ミリタリーグッズが好きだけど、なかなか手を出せずにいた
僕には最高の贈り物達。
そうそう、託されたライヴワイアのフラッシング・イーヴルカラーも忘れずに。
2023年12月31日
イトウは心に宿る26
投げる喰わせるの道具は準備万端整ったが、
魚を取込む準備を忘れてはならない。
向かう大地は鮭鱒天国なので、魚の取込みの際に使用するのが
フィッシュグリップでは機能的に不向きな気もするし、なにより味気なさを感じた。
やはり鮭鱒にはランディングネットが合う。
なにより僕には伝家の宝刀と呼ぶに相応しいランディングネットがあり、
それは縁あって知り合った釣友の手により作られた竹製のランディングネット。
ご友人の土地に自生する竹を切るところから始まり、
数年乾燥させたのちに生み出されるハンドメイドは、
当時年に一本しか製作されなかった魂の作品である。
製作するにあたり狙う場所の特徴と魚の大きさをお伝えし、
グリップの長さは僕の釣りスタイルを汲み取っていただいた
ショートグリップ。
そして指の寸法から導き出されたグリップ部の太さゆえ、
手に馴染まないはずがない。
この竹ランディングネットは本流のサクラマスを想定していたが、
将来的にイトウという目標を収めることにもなると大口を叩いた。
また、この本流鱒向けランディングネットだけに留まらず、
厚かましくも源流釣行向けの竹ランディングネットも作っていただいた。
こちらも北海道水系のみに生息する、
イトウとは別の憧れの魚を掬い上げることを夢見ていた。
どちらのランディングネットも竹特有の美しさと材質感を上手く表現した芸術作品。
ランディングネットを握り舐め回すような視線を送ると、
グリップは竹を切り出した数個のブロックが連なって形成されているのだけど、
その連なりがH.R.ギーガーの世界観を思わせ興奮を覚える。
続けて、厚めに塗られたクリアコーティングの艶に甘いため息が漏れ、
フレームにはアクセントの炙った焼き色が入り、僕の心に止めを刺してくる。
フレーム外側に切られたスリットや細いドリル穴、
フレームを固定している釘穴隠しも素晴らしい出来栄えで、
どうすればこんな繊細な作業ができるのだろうと、
物作りにおける職人技が光る。
網となる紐の色は、釣果撮影をした際に主役の魚が美しくなるような色合いで、
その一本の紐が途方もない時間を掛けて編まれて網となる。
この大変な編み工程を、傍観者がたった一行で説明したことに
胸が張り裂けそうになる。
全ての工程において、製作者のお人柄がわかる丁寧な造り。
芸術品といっても過言ではない美しさに加え、耐久性も兼ね備える。
それなのに万が一不具合があれば手直しをしてくださるという生涯保証付き。
使って幸せ、所有する幸せ、心より感謝する逸品。
部屋の壁に飾ってある二つの竹ランディングネットを手に取り、
二つを重ねてフルサイズのスーツケースへと。
あ、本流用が大きくて入らない・・・・・・?
ならばスーツケースの対角線ならどうだと恐る恐る合わせてみると、
製作時に計算されたかのような寸分違わぬ収まり方。
すごい、グリップがあと数ミリ長ければ入らなかった。
先に述べたグリップ長は僕の釣りスタイルを考慮してくださったというのが
ショートグリップ形状であり、
絶対にイトウ釣りにお供させるという製作者の気持ちが
こういった形で表れたように思え、頬が緩んでちょっと声を出して
笑ったし、再び製作者へ感謝の気持ちが湧いてきた。
魚を取込む準備を忘れてはならない。
向かう大地は鮭鱒天国なので、魚の取込みの際に使用するのが
フィッシュグリップでは機能的に不向きな気もするし、なにより味気なさを感じた。
やはり鮭鱒にはランディングネットが合う。
なにより僕には伝家の宝刀と呼ぶに相応しいランディングネットがあり、
それは縁あって知り合った釣友の手により作られた竹製のランディングネット。
ご友人の土地に自生する竹を切るところから始まり、
数年乾燥させたのちに生み出されるハンドメイドは、
当時年に一本しか製作されなかった魂の作品である。
製作するにあたり狙う場所の特徴と魚の大きさをお伝えし、
グリップの長さは僕の釣りスタイルを汲み取っていただいた
ショートグリップ。
そして指の寸法から導き出されたグリップ部の太さゆえ、
手に馴染まないはずがない。
この竹ランディングネットは本流のサクラマスを想定していたが、
将来的にイトウという目標を収めることにもなると大口を叩いた。
また、この本流鱒向けランディングネットだけに留まらず、
厚かましくも源流釣行向けの竹ランディングネットも作っていただいた。
こちらも北海道水系のみに生息する、
イトウとは別の憧れの魚を掬い上げることを夢見ていた。
どちらのランディングネットも竹特有の美しさと材質感を上手く表現した芸術作品。
ランディングネットを握り舐め回すような視線を送ると、
グリップは竹を切り出した数個のブロックが連なって形成されているのだけど、
その連なりがH.R.ギーガーの世界観を思わせ興奮を覚える。
続けて、厚めに塗られたクリアコーティングの艶に甘いため息が漏れ、
フレームにはアクセントの炙った焼き色が入り、僕の心に止めを刺してくる。
フレーム外側に切られたスリットや細いドリル穴、
フレームを固定している釘穴隠しも素晴らしい出来栄えで、
どうすればこんな繊細な作業ができるのだろうと、
物作りにおける職人技が光る。
網となる紐の色は、釣果撮影をした際に主役の魚が美しくなるような色合いで、
その一本の紐が途方もない時間を掛けて編まれて網となる。
この大変な編み工程を、傍観者がたった一行で説明したことに
胸が張り裂けそうになる。
全ての工程において、製作者のお人柄がわかる丁寧な造り。
芸術品といっても過言ではない美しさに加え、耐久性も兼ね備える。
それなのに万が一不具合があれば手直しをしてくださるという生涯保証付き。
使って幸せ、所有する幸せ、心より感謝する逸品。
部屋の壁に飾ってある二つの竹ランディングネットを手に取り、
二つを重ねてフルサイズのスーツケースへと。
あ、本流用が大きくて入らない・・・・・・?
ならばスーツケースの対角線ならどうだと恐る恐る合わせてみると、
製作時に計算されたかのような寸分違わぬ収まり方。
すごい、グリップがあと数ミリ長ければ入らなかった。
先に述べたグリップ長は僕の釣りスタイルを考慮してくださったというのが
ショートグリップ形状であり、
絶対にイトウ釣りにお供させるという製作者の気持ちが
こういった形で表れたように思え、頬が緩んでちょっと声を出して
笑ったし、再び製作者へ感謝の気持ちが湧いてきた。
2023年12月30日
イトウは心に宿る25
北海道旅行の準備を着々と進める。
携えるロッドは航空会社の受託荷物ルールに則った寸法で決まる。
あらゆるパワーとレングスのロッドを持って行けるならば
頭を悩ませることもないのだが、
厳しい制限の中で望ましいロッドを自ら決断する。
幸いなことに愛用する釣具ブランドのwhiplash factoryは、
長年に渡り徐々にバイクや航空手段において柔軟に対応できる
スペックを備えたルアーロッドがカタログに並ぶようになったのだが、
これは海外逃避行と称したwhiplash factory代表の
スタイルによるものである。
それにより深謀遠慮で入手していた
ベイトロッドとスピニングロッドがある。
ローディーラーはエクストリームエディションの
REX601HX-G [The Outrageos]アウトレイジャスと、
スピニングモデルの
R611RL-S2[The Misdemeanor ST]ミスディミーナーSTだ。
後者のミスディミーナーに関しては、
購入したのち振って曲げて調子を確認してほくそ笑むことをしたのみで、
実戦で使用することなくその日が訪れるまで眠らせていた。
自分の右腕のように扱えるタックルで挑むのではなく、
初の釣魚を北海道の魚類にしようという企みが口元を綻ばせた。
これら二本を選出したのちロッドケースの製作が始まる。
材質はホームセンターで購入できる塩ビパイプにし、
ロッド二本と小物類を押し込めるよう受託荷物サイズ目一杯に
設計した。
のちにマットブラックの缶スプレーで全塗装し、
肩に掛けられるよう適当なベルトをインシュロックで留め、
最後にwhiplash factoryのステッカーを貼って完成。
台湾へ行った時のロッドケースはオリーブドラブを塗装したが、
今回のマットブラックは一段と厳つい。
アウトレイジャスに乗せるリールは当然の如く
ミリオネア・ブラックシープ250。
世界に存在するリールを隈なく眺めたこともないくせに、
世界一格好良いと自慢するベイトリールだ。
ヘッドハンターSRV#6及びナイロンライン20ポンドを巻いた
二機を用意し、状況に応じて換装する。
サーキットのコンディションに応じて
エンジンを乗せ換えるようでいいね。
ミスディミーナーSTにはルビアスLT2500-XHに
YGKエックスブレイド アップグレードX8 #1.2を巻き、
リーダーはナイロン25ポンドと10ポンドの二種類を用意して
対象魚に応じて使い分ける。
メインラインで常用しているPE#1.2という太さだけど、
本来は#1でいいと思いつつ、保険を掛けて#1.2にしている。
かといって#1.5ではストレスになるので、
この#1.2という絶妙な太さ強さが大変安心感を与えてくれてよろしい。
PEラインとリーダーの結束はFGノット。
数種類のノットが存在するが、
キャスティングという釣法において導き出した答えのひとつ。
さらにリーダーとスナップの結束はクリンチノット改。
ここをさらに強いダブルクリンチノットにすると、
根掛かり等でFGノットが負けてしまい、
自然の中に余分なゴミを残すことになる。
よって逃げを設けることも必要だと考えた結果である。
スピニングタックルにPEラインを使用するようになってまだ
日は浅く若輩者だが、2005年から数社のPEラインを吟味して
落ち着いたのがYGK製のPEライン。
ウルトラキャストマンにウルトラジグマンを含め、
YGK製が最も自分のスタイルに合致した。
他に東レにサンラインにユニチカも良品であったが、
新興や安かろう悪かろうの首を傾げたくなる
ラインメーカーの存在をここで列挙することはやめておこう。
週末アングラーとは一線を画した、
年間約百日のヘヴィユーザーでもあったので、
PEラインのインプレッションには自信がある。
思い出の魚を喰わせたルアーは数あれど、
あの魚もあの窮地に立たされた時も、
実はYGKのラインが裏切らなかったことによるのだから賞賛に値する。
もし誰かがPEラインに迷っていたならば、
YGKにしなさいとドンと背中を押す。
さらにメイドイン鳴門市というのにも好感が持て、
それは近年だろうか近畿地方の天気予報になぜか徳島県が入るようになり、
なんでやねん、とか、なんで徳島、という声も聞かれるが、
そのおかげで四国徳島が身近に感じられるようになった。
大阪駅前の梅田新歩道橋を歩いている時に、
突然ABCの女性リポーターに「徳島県といえば!?」とマイクを差し出されたら、
怯むことなくウインクひとつ声高にYGKと答えよう。
そしてYGK製造工場を見学できるならば、出来立てほやほやのPEラインに
全身をぐるぐる巻きにされて恍惚の表情を浮かべたいとさえ思っている。
余談になるが初めてのPEラインはうろ覚えだけど、
90年代後半頃だったかの雷強というライギョ釣りに特化したラインだった。
ヘヴィカバー代表のハスエリアで喰わせたカムルチーを、
リールが破壊しロッドが破損しようとも必ず
ランディングできるという安心感があった。
掛けたイトウを確実に手中におさめねばならぬ使命を、
アップグレードX8に課した。
携えるロッドは航空会社の受託荷物ルールに則った寸法で決まる。
あらゆるパワーとレングスのロッドを持って行けるならば
頭を悩ませることもないのだが、
厳しい制限の中で望ましいロッドを自ら決断する。
幸いなことに愛用する釣具ブランドのwhiplash factoryは、
長年に渡り徐々にバイクや航空手段において柔軟に対応できる
スペックを備えたルアーロッドがカタログに並ぶようになったのだが、
これは海外逃避行と称したwhiplash factory代表の
スタイルによるものである。
それにより深謀遠慮で入手していた
ベイトロッドとスピニングロッドがある。
ローディーラーはエクストリームエディションの
REX601HX-G [The Outrageos]アウトレイジャスと、
スピニングモデルの
R611RL-S2[The Misdemeanor ST]ミスディミーナーSTだ。
後者のミスディミーナーに関しては、
購入したのち振って曲げて調子を確認してほくそ笑むことをしたのみで、
実戦で使用することなくその日が訪れるまで眠らせていた。
自分の右腕のように扱えるタックルで挑むのではなく、
初の釣魚を北海道の魚類にしようという企みが口元を綻ばせた。
これら二本を選出したのちロッドケースの製作が始まる。
材質はホームセンターで購入できる塩ビパイプにし、
ロッド二本と小物類を押し込めるよう受託荷物サイズ目一杯に
設計した。
のちにマットブラックの缶スプレーで全塗装し、
肩に掛けられるよう適当なベルトをインシュロックで留め、
最後にwhiplash factoryのステッカーを貼って完成。
台湾へ行った時のロッドケースはオリーブドラブを塗装したが、
今回のマットブラックは一段と厳つい。
アウトレイジャスに乗せるリールは当然の如く
ミリオネア・ブラックシープ250。
世界に存在するリールを隈なく眺めたこともないくせに、
世界一格好良いと自慢するベイトリールだ。
ヘッドハンターSRV#6及びナイロンライン20ポンドを巻いた
二機を用意し、状況に応じて換装する。
サーキットのコンディションに応じて
エンジンを乗せ換えるようでいいね。
ミスディミーナーSTにはルビアスLT2500-XHに
YGKエックスブレイド アップグレードX8 #1.2を巻き、
リーダーはナイロン25ポンドと10ポンドの二種類を用意して
対象魚に応じて使い分ける。
メインラインで常用しているPE#1.2という太さだけど、
本来は#1でいいと思いつつ、保険を掛けて#1.2にしている。
かといって#1.5ではストレスになるので、
この#1.2という絶妙な太さ強さが大変安心感を与えてくれてよろしい。
PEラインとリーダーの結束はFGノット。
数種類のノットが存在するが、
キャスティングという釣法において導き出した答えのひとつ。
さらにリーダーとスナップの結束はクリンチノット改。
ここをさらに強いダブルクリンチノットにすると、
根掛かり等でFGノットが負けてしまい、
自然の中に余分なゴミを残すことになる。
よって逃げを設けることも必要だと考えた結果である。
スピニングタックルにPEラインを使用するようになってまだ
日は浅く若輩者だが、2005年から数社のPEラインを吟味して
落ち着いたのがYGK製のPEライン。
ウルトラキャストマンにウルトラジグマンを含め、
YGK製が最も自分のスタイルに合致した。
他に東レにサンラインにユニチカも良品であったが、
新興や安かろう悪かろうの首を傾げたくなる
ラインメーカーの存在をここで列挙することはやめておこう。
週末アングラーとは一線を画した、
年間約百日のヘヴィユーザーでもあったので、
PEラインのインプレッションには自信がある。
思い出の魚を喰わせたルアーは数あれど、
あの魚もあの窮地に立たされた時も、
実はYGKのラインが裏切らなかったことによるのだから賞賛に値する。
もし誰かがPEラインに迷っていたならば、
YGKにしなさいとドンと背中を押す。
さらにメイドイン鳴門市というのにも好感が持て、
それは近年だろうか近畿地方の天気予報になぜか徳島県が入るようになり、
なんでやねん、とか、なんで徳島、という声も聞かれるが、
そのおかげで四国徳島が身近に感じられるようになった。
大阪駅前の梅田新歩道橋を歩いている時に、
突然ABCの女性リポーターに「徳島県といえば!?」とマイクを差し出されたら、
怯むことなくウインクひとつ声高にYGKと答えよう。
そしてYGK製造工場を見学できるならば、出来立てほやほやのPEラインに
全身をぐるぐる巻きにされて恍惚の表情を浮かべたいとさえ思っている。
余談になるが初めてのPEラインはうろ覚えだけど、
90年代後半頃だったかの雷強というライギョ釣りに特化したラインだった。
ヘヴィカバー代表のハスエリアで喰わせたカムルチーを、
リールが破壊しロッドが破損しようとも必ず
ランディングできるという安心感があった。
掛けたイトウを確実に手中におさめねばならぬ使命を、
アップグレードX8に課した。
2023年05月08日
イトウは心に宿る24
ようやくルアーを選出したならば、
今度はフックの確認に移行する。
フックポイントが鋭いかどうかを確認するのではなく、
ルアーの指定サイズであるか確認しながら新品に交換するのだ。
使用時間が短くポイントが鋭いのに交換するだなんて、
と惜しんではならない。それほど北海道の水系は重要であり
微塵の後悔もしたくないので問答無用で新品にする。
だけど交換したお古を廃棄するとは言っていない。
使えそうなのは保管して別の機会に使用する。
言い方は乱暴だけど身近な魚なら逃したところで地団太を踏むことはない。
枕を濡らすだけだ。
今回は前述したように釣具の買い足しをしないことにしていたが、
いつぞやの金属類値上がり前に購入したもの等々、
トレブルフックの在庫は見事に充実していたので、
躊躇することなく交換完了。
そのほとんどがカルティバのスティンガーと、
土肥富のマルトフック。
現在はこの二社を主に使用しているが、
当者調べでは、日本を代表する針メーカーはいわゆる播州針と言い、
兵庫県が発祥の地であり、
徳川末期に土佐の国(!)から釣り針製造技術が移入された記録が
ある。
ツーリングやドライブ中に予備知識なしに突如として
オーナーだカツイチだ土肥富だささめ針などの工場が目に飛び込めば
声をだして驚き、有名ではないけれど県道沿いに針メーカーの
工場があれば唸ってしまう。
同行女性からマニアックすぎるとつっこまれるが、
いや、これはエンジンを組む者として、
ヨシムラや戸田レーシングを知らないのはもぐりであるのと同義。
一般人がワイセコのピストンだ連桿比だを知らないのは仕方ないけれど。
実際にあったことだが、登山が趣味ですと言った年上男性が
モンベルを知らないと発言した瞬間、もぐりかとつっこんだことがある。
なぜ登山が趣味などと嘘を言うのか理解できない。
こんな御仁は単独無酸素登頂で天保山を制覇しておけばいい。
楽器演奏が趣味なのにストラディバリウスを
知らないと言った者にも脊髄反射的につっこんでしまった。
ビブラスラップから出直せと言いたい。
カメラが趣味なのにカールツァイスやローデンシュトックを
知らないのももぐりだ。
セリカLB TURBO Gr.5にでかでかとローデンシュトックの
ステッカーが貼ってあるだろうに。
バイクが趣味だけどノートンを知らないとか、
車が趣味だけど光岡自動車を知らないのも厳しいのではないか。
釣人なのに兵庫県に鎮座する土肥富を知らないなどもぐりでしかなく、
金魚すくいから出直せばいい。
閑話休題、もちろん新品ルアー以外はスプリットリングも交換。
そして親の敵を討つようにカエシを潰したり削ったりで、
バーブレスフックにすることも忘れていない。
と、作業を終えてからふと疑問が湧いた。
湿原河川においてトレブルフックは通用するのだろうか。
倒木に流木、沈水植物などで行く手を阻むなら、
シングル・フック仕様も必要ではないだろうか。
め、めんどくさ、いや、決してそんな事を心に思っても
吐き出してはならない。
餌釣り用の針ケースから丸セイゴにチヌ針に白狐、
最大はカルティバSJ43の11/0というジギング・フックを取り出し、
帝人のテクノーラ組糸でスイミング・フックを自作。
腰が重かったのとは裏腹に、作り始めれば楽しい時間となる。
しかしこれで終わらず、スイミング・テストがある。
本来はトレブル・フックでセッティングしてあるプラグなので、
フックの重量や形状の変更によりプラグの動作に
影響を及ぼす可能性がある。
フックサイズを換えた時点で動きが変わるので、
それはもうウチのルアーではないと宣うメーカーもあったが、
そういった主張が面倒臭い。こういったルアーで釣っても
気持ち良くないので次第に出番はなくなり埃が被る。
幸いなことに僕が信頼を置くルアー群に、
その程度で動きが破綻するようなプラグがなかったのはさすがだし、
魚釣りは遊びだから自分なりのチューニングで楽しめばいいという
メーカーのスタイルに共感する。
今度はフックの確認に移行する。
フックポイントが鋭いかどうかを確認するのではなく、
ルアーの指定サイズであるか確認しながら新品に交換するのだ。
使用時間が短くポイントが鋭いのに交換するだなんて、
と惜しんではならない。それほど北海道の水系は重要であり
微塵の後悔もしたくないので問答無用で新品にする。
だけど交換したお古を廃棄するとは言っていない。
使えそうなのは保管して別の機会に使用する。
言い方は乱暴だけど身近な魚なら逃したところで地団太を踏むことはない。
枕を濡らすだけだ。
今回は前述したように釣具の買い足しをしないことにしていたが、
いつぞやの金属類値上がり前に購入したもの等々、
トレブルフックの在庫は見事に充実していたので、
躊躇することなく交換完了。
そのほとんどがカルティバのスティンガーと、
土肥富のマルトフック。
現在はこの二社を主に使用しているが、
当者調べでは、日本を代表する針メーカーはいわゆる播州針と言い、
兵庫県が発祥の地であり、
徳川末期に土佐の国(!)から釣り針製造技術が移入された記録が
ある。
ツーリングやドライブ中に予備知識なしに突如として
オーナーだカツイチだ土肥富だささめ針などの工場が目に飛び込めば
声をだして驚き、有名ではないけれど県道沿いに針メーカーの
工場があれば唸ってしまう。
同行女性からマニアックすぎるとつっこまれるが、
いや、これはエンジンを組む者として、
ヨシムラや戸田レーシングを知らないのはもぐりであるのと同義。
一般人がワイセコのピストンだ連桿比だを知らないのは仕方ないけれど。
実際にあったことだが、登山が趣味ですと言った年上男性が
モンベルを知らないと発言した瞬間、もぐりかとつっこんだことがある。
なぜ登山が趣味などと嘘を言うのか理解できない。
こんな御仁は単独無酸素登頂で天保山を制覇しておけばいい。
楽器演奏が趣味なのにストラディバリウスを
知らないと言った者にも脊髄反射的につっこんでしまった。
ビブラスラップから出直せと言いたい。
カメラが趣味なのにカールツァイスやローデンシュトックを
知らないのももぐりだ。
セリカLB TURBO Gr.5にでかでかとローデンシュトックの
ステッカーが貼ってあるだろうに。
バイクが趣味だけどノートンを知らないとか、
車が趣味だけど光岡自動車を知らないのも厳しいのではないか。
釣人なのに兵庫県に鎮座する土肥富を知らないなどもぐりでしかなく、
金魚すくいから出直せばいい。
閑話休題、もちろん新品ルアー以外はスプリットリングも交換。
そして親の敵を討つようにカエシを潰したり削ったりで、
バーブレスフックにすることも忘れていない。
と、作業を終えてからふと疑問が湧いた。
湿原河川においてトレブルフックは通用するのだろうか。
倒木に流木、沈水植物などで行く手を阻むなら、
シングル・フック仕様も必要ではないだろうか。
め、めんどくさ、いや、決してそんな事を心に思っても
吐き出してはならない。
餌釣り用の針ケースから丸セイゴにチヌ針に白狐、
最大はカルティバSJ43の11/0というジギング・フックを取り出し、
帝人のテクノーラ組糸でスイミング・フックを自作。
腰が重かったのとは裏腹に、作り始めれば楽しい時間となる。
しかしこれで終わらず、スイミング・テストがある。
本来はトレブル・フックでセッティングしてあるプラグなので、
フックの重量や形状の変更によりプラグの動作に
影響を及ぼす可能性がある。
フックサイズを換えた時点で動きが変わるので、
それはもうウチのルアーではないと宣うメーカーもあったが、
そういった主張が面倒臭い。こういったルアーで釣っても
気持ち良くないので次第に出番はなくなり埃が被る。
幸いなことに僕が信頼を置くルアー群に、
その程度で動きが破綻するようなプラグがなかったのはさすがだし、
魚釣りは遊びだから自分なりのチューニングで楽しめばいいという
メーカーのスタイルに共感する。
2023年03月02日
イトウは心に宿る23
当者調べによると、イトウ釣りでもっとも有名なルアーといえば、
釣りキチ三平イトウ釣り編に登場した
野ネズミ型特大ルアーという結果が出た。
御存知の方も多いと思われるが、
このルアーは二次元の世界を飛び出し、
釣りキチ三平ルアーコレクション・イトウの原野ねずみスプーンという
名で販売され、僕の手元にもある。
漫画のレプリカモデルなのに
オリジナルのネーミングではないのがもどかしいのだけど、
これは随分前にWhiplash factory愛好家の釣友から頂いたものだ。
そんな彼は群れることを苦手とし、
群れからの誘いを断ることができる人間だ。
一度竿を交えたとき、タイワンドジョウを掛けて足元まで寄せてきたが、
通行人が近くにいたためラインテンションを抜き、
ロッド操作で上手にフックアウトさせた。
その理由は、ここでタイワンドジョウが釣れることを知られたくなかった
からだった。
一般的な釣人なら躊躇せず釣り上げ、
魚釣りに興味がないであろう一般人に対しても、
魚を高々と持ち上げ鼻高々になることが想像できる。
目先の釣果より将来を考えられる姿勢を評価したい。
あと彼は、僕と同じく
Variable valve Timing and lift Electronic Control system
いわゆる可変バルブタイミング・リフト機構、略してVTECを搭載した
元VTEC乗りであり、カブ主でもあり、本田技研工業株式会社愛が伝わる。
再会することがあるならば、水辺でもなく釣具屋でもなく、
聖地鈴鹿サーキットかもしれない。
魚釣り一筋というのがつまらないので、
ついつい脱線してしまった。
ねずみスプーンをイトウに向かって投げるべく保管してきたが、
それ即ち一度も水に浸けたことがないことを意味する。
まったく使い心地を知らないので一抹の不安を抱えるのだけど、
イトウの習性からして、使いどころさえ間違えなければ
細かい事は抜きに喰ってくれるに違いない。
スプーンの魅力は多くの魚食魚に対して万能であること。
止水に流水、表層から底層なんでもござれ。
よく飛び、動きも最高。
魚釣りを趣味としてでなく、
サバイバルで生き残るための手段として魚釣りをするならば、
間違いなくスプーンを手に取るだろう。
手元が狂って岩にプラグを当てて割れたなら、
失意に暮れて明日の太陽を拝むことができなくなる。
それほど魚を釣ることに関して優秀なルアーだと断言でき、
琵琶湖にスプーンを持って行かないなんて、
買物しようと街まで出かけたが財布を忘れたサザエさんだ。
だがしかし、造形もカラーも単調で、
なにより金属感丸出しのスプーンがどうしても苦手で、
それは思い出に大きく貢献するルアーへの歯形傷が残りにくいことも
あげられる。
ゆえにプラグと比較して、スプーンを所有している数は極端に少ない。
でも、どうしてもスプーンを見切ることができない。
三平くんがスプーンでイトウを釣り、
大助くんもスプーンでイトウを釣った。
思い入れがあるルアーは他に、
娘がカナダへ留学していた時に現地の釣具屋で買ってくれた、
パンサーマーチン・スペリオール・ウィードレスフロッグと、
ストーム・ホッテントットがある。
これらを手にしたものの、感慨深い想いが急速に込み上げ、
万が一のロストで手元になくなるのを恐れたため、
ボックスに入れることができなかった。
これらで初イトウを釣ることができたなら、
とてつもなく大きな喜びになるのだろうけど、
失うことを想像するととてもできなかった。
イトウ釣りのルアーは出揃い、
あとはイトウ以外の魚類に対応した選りすぐりのルアーを、
VS-3010NDMに並べる。
北海道の魅力はイトウだけではない。
近畿でも見られるイトウとは違い、
北海道の水系でしか生きられない本物の天然魚達がいる。
釣りキチ三平イトウ釣り編に登場した
野ネズミ型特大ルアーという結果が出た。
御存知の方も多いと思われるが、
このルアーは二次元の世界を飛び出し、
釣りキチ三平ルアーコレクション・イトウの原野ねずみスプーンという
名で販売され、僕の手元にもある。
漫画のレプリカモデルなのに
オリジナルのネーミングではないのがもどかしいのだけど、
これは随分前にWhiplash factory愛好家の釣友から頂いたものだ。
そんな彼は群れることを苦手とし、
群れからの誘いを断ることができる人間だ。
一度竿を交えたとき、タイワンドジョウを掛けて足元まで寄せてきたが、
通行人が近くにいたためラインテンションを抜き、
ロッド操作で上手にフックアウトさせた。
その理由は、ここでタイワンドジョウが釣れることを知られたくなかった
からだった。
一般的な釣人なら躊躇せず釣り上げ、
魚釣りに興味がないであろう一般人に対しても、
魚を高々と持ち上げ鼻高々になることが想像できる。
目先の釣果より将来を考えられる姿勢を評価したい。
あと彼は、僕と同じく
Variable valve Timing and lift Electronic Control system
いわゆる可変バルブタイミング・リフト機構、略してVTECを搭載した
元VTEC乗りであり、カブ主でもあり、本田技研工業株式会社愛が伝わる。
再会することがあるならば、水辺でもなく釣具屋でもなく、
聖地鈴鹿サーキットかもしれない。
魚釣り一筋というのがつまらないので、
ついつい脱線してしまった。
ねずみスプーンをイトウに向かって投げるべく保管してきたが、
それ即ち一度も水に浸けたことがないことを意味する。
まったく使い心地を知らないので一抹の不安を抱えるのだけど、
イトウの習性からして、使いどころさえ間違えなければ
細かい事は抜きに喰ってくれるに違いない。
スプーンの魅力は多くの魚食魚に対して万能であること。
止水に流水、表層から底層なんでもござれ。
よく飛び、動きも最高。
魚釣りを趣味としてでなく、
サバイバルで生き残るための手段として魚釣りをするならば、
間違いなくスプーンを手に取るだろう。
手元が狂って岩にプラグを当てて割れたなら、
失意に暮れて明日の太陽を拝むことができなくなる。
それほど魚を釣ることに関して優秀なルアーだと断言でき、
琵琶湖にスプーンを持って行かないなんて、
買物しようと街まで出かけたが財布を忘れたサザエさんだ。
だがしかし、造形もカラーも単調で、
なにより金属感丸出しのスプーンがどうしても苦手で、
それは思い出に大きく貢献するルアーへの歯形傷が残りにくいことも
あげられる。
ゆえにプラグと比較して、スプーンを所有している数は極端に少ない。
でも、どうしてもスプーンを見切ることができない。
三平くんがスプーンでイトウを釣り、
大助くんもスプーンでイトウを釣った。
思い入れがあるルアーは他に、
娘がカナダへ留学していた時に現地の釣具屋で買ってくれた、
パンサーマーチン・スペリオール・ウィードレスフロッグと、
ストーム・ホッテントットがある。
これらを手にしたものの、感慨深い想いが急速に込み上げ、
万が一のロストで手元になくなるのを恐れたため、
ボックスに入れることができなかった。
これらで初イトウを釣ることができたなら、
とてつもなく大きな喜びになるのだろうけど、
失うことを想像するととてもできなかった。
イトウ釣りのルアーは出揃い、
あとはイトウ以外の魚類に対応した選りすぐりのルアーを、
VS-3010NDMに並べる。
北海道の魅力はイトウだけではない。
近畿でも見られるイトウとは違い、
北海道の水系でしか生きられない本物の天然魚達がいる。
2023年02月27日
イトウは心に宿る22
毎夜の選抜により勝ち抜いてきたルアーだが、
フルサイズのokabakoをもってしても零れ落ちてしまうので、
WF VS-3010NDMを用意してルアーを並べていく。
ミノーといえばwhiplash factoryの
サンダーバックラム・シリーズがある。
まだサンダーバックラムが世に登場しない昔に、
どうしてもwhiplash factory製のミノーを使ってみたく、
フィッシングショーで新家氏にABSミノーを切望した。
それは口だけでなく、首を長くして待っている間に、
自分でライヴワイアにリップを装着してウエイト調整を施し、
表層を泳ぐチューンド・ライヴワイアを製作。
2008年初冬の琵琶湖の浜で初陣となったが、
いきなりランカーバスを釣り上げることになる。
しかも暮夜ではなく、喰わせることが難しい朝の湖西なのだから快挙である。
二か月後に開催されたフィッシングショーへ、
雑な仕上げのチューンド・ライヴワイアを手に赴き、
改造したライヴワイアを新家氏に見て頂き、
whiplash factoryミノーの誕生を何年でも待っていることを伝えた。
これまで、ご自身でウッドを削って生み出した
ハンドメイド・ミノーでピラルクー他を釣っておられたし、
2006年秋に行われた梅田のイベントでは、
彼の地メシアナ島のラゴアに泳ぐピラルクーを喰わせた
ハンドメイド・ミノーを、この手に持って眺めることができた。
美しい外観はもとより、印象的だったのは装着されていた
ST66 4/0の大きさなのだけど、重量級フックを抱いても
アクションする性能に唸ってしまった。
さらに時は経ち、とうとう、
2015年のカタログで仮称TBR-107進行中が紹介され、
2016年のフィッシングショーで待望のベールを脱いだ。
早く動かしたい衝動に駆られながら、
ショーケースに並ぶ麗しい容姿のTBR-107を沢山撮影し、
あとは店頭に並ぶのを心待ちにした。
このとき新家氏に、僕が普段使って感じていた、
急流域での最高傑作ミノーを伝えると、
サンダーバックラムの性能はそれ以上だと申された。
えぇ、あのミノーを超えるなんて・・・・・・
俄かには信じられないと仰け反った。
常日頃から大袈裟とは無縁の控え目な表現を
心掛けてらっしゃるのにこの自信。
満を持して世に解き放たれたサンダーバックラムの潜在能力の高さは、
後に急流、いや、激流に放り込んでみて氏の言葉の真意を知る。
あれは確か早春の雪解けの水が太い流芯を生む
サクラマス釣りだった。
強い流れに対応できないミノーだと水から飛び出し使い物にならず、
ある程度流れに対応していても、
ジャークを入れるとバランスを崩して溺れるミノーもある。
サンダーバックラムは僕が知るミノーの中で最強を誇り、
正直なところ、あまりに凄くてちょっと笑ってしまった。
話は少し戻り、サンダーバックラムを激流へ放り込む前のことになる。
TBR-107を入手した初陣の厳寒期の河川では、
いつもの実績あるプラグ類で反応を得られなかったので、
TBR-107を結んだところ、いい大きさのオオクチバスを喰わせた。
何度も他のプラグを投げた後なのにこれなのだから、
参りましたと口元が綻んだ。
続いて南国の河川では大雨が降り続き濁流となり、
地元釣師はあまりの惨状に目を背け、
竿を出さず踵を返しているのか、
はたまたたまたま残業でハンカチを噛んでいるのかもしれないけれど、
川原を見渡す限り変わり者はいない。
一級ポイントの好条件かつ夕まずめに独占できるなんて、
四暗刻を聴牌、いや、
余所者の僕がこの状況に居合わせた低確率と、
釣れるであろう高確率は、九蓮宝燈九面待ちのようなもの。
水辺まで続く川原の石を踏む足も軽やかに、
いただきますと手を合わせて遠慮なく箸をつけるとする。
濁流渦巻く反転流に、whiplash factoryのイメージカラーである
ブラックに染まったTBR-107をぶち込み、
ジャークを織り交ぜ足元付近まで巻いてきたTBR-107が何者かに襲われた。
ローディーラー・ウィングド・アサシンが下に向かって引き込まれ、
ブラックシープ250の適切に設定したドラグが滑り、
予想以上の強い引きを見せたのは望外だった自己最長のスズキだった。
これだからwhiplash factoryはやめられない。
これでもサンダーバックラムのポテンシャルを
引き出せていると思えず、まだまだ僕を楽しませてくれそうだ。
北海道へはTBR-107&TBR-93の両サイズを携える。
フルサイズのokabakoをもってしても零れ落ちてしまうので、
WF VS-3010NDMを用意してルアーを並べていく。
ミノーといえばwhiplash factoryの
サンダーバックラム・シリーズがある。
まだサンダーバックラムが世に登場しない昔に、
どうしてもwhiplash factory製のミノーを使ってみたく、
フィッシングショーで新家氏にABSミノーを切望した。
それは口だけでなく、首を長くして待っている間に、
自分でライヴワイアにリップを装着してウエイト調整を施し、
表層を泳ぐチューンド・ライヴワイアを製作。
2008年初冬の琵琶湖の浜で初陣となったが、
いきなりランカーバスを釣り上げることになる。
しかも暮夜ではなく、喰わせることが難しい朝の湖西なのだから快挙である。
二か月後に開催されたフィッシングショーへ、
雑な仕上げのチューンド・ライヴワイアを手に赴き、
改造したライヴワイアを新家氏に見て頂き、
whiplash factoryミノーの誕生を何年でも待っていることを伝えた。
これまで、ご自身でウッドを削って生み出した
ハンドメイド・ミノーでピラルクー他を釣っておられたし、
2006年秋に行われた梅田のイベントでは、
彼の地メシアナ島のラゴアに泳ぐピラルクーを喰わせた
ハンドメイド・ミノーを、この手に持って眺めることができた。
美しい外観はもとより、印象的だったのは装着されていた
ST66 4/0の大きさなのだけど、重量級フックを抱いても
アクションする性能に唸ってしまった。
さらに時は経ち、とうとう、
2015年のカタログで仮称TBR-107進行中が紹介され、
2016年のフィッシングショーで待望のベールを脱いだ。
早く動かしたい衝動に駆られながら、
ショーケースに並ぶ麗しい容姿のTBR-107を沢山撮影し、
あとは店頭に並ぶのを心待ちにした。
このとき新家氏に、僕が普段使って感じていた、
急流域での最高傑作ミノーを伝えると、
サンダーバックラムの性能はそれ以上だと申された。
えぇ、あのミノーを超えるなんて・・・・・・
俄かには信じられないと仰け反った。
常日頃から大袈裟とは無縁の控え目な表現を
心掛けてらっしゃるのにこの自信。
満を持して世に解き放たれたサンダーバックラムの潜在能力の高さは、
後に急流、いや、激流に放り込んでみて氏の言葉の真意を知る。
あれは確か早春の雪解けの水が太い流芯を生む
サクラマス釣りだった。
強い流れに対応できないミノーだと水から飛び出し使い物にならず、
ある程度流れに対応していても、
ジャークを入れるとバランスを崩して溺れるミノーもある。
サンダーバックラムは僕が知るミノーの中で最強を誇り、
正直なところ、あまりに凄くてちょっと笑ってしまった。
話は少し戻り、サンダーバックラムを激流へ放り込む前のことになる。
TBR-107を入手した初陣の厳寒期の河川では、
いつもの実績あるプラグ類で反応を得られなかったので、
TBR-107を結んだところ、いい大きさのオオクチバスを喰わせた。
何度も他のプラグを投げた後なのにこれなのだから、
参りましたと口元が綻んだ。
続いて南国の河川では大雨が降り続き濁流となり、
地元釣師はあまりの惨状に目を背け、
竿を出さず踵を返しているのか、
はたまたたまたま残業でハンカチを噛んでいるのかもしれないけれど、
川原を見渡す限り変わり者はいない。
一級ポイントの好条件かつ夕まずめに独占できるなんて、
四暗刻を聴牌、いや、
余所者の僕がこの状況に居合わせた低確率と、
釣れるであろう高確率は、九蓮宝燈九面待ちのようなもの。
水辺まで続く川原の石を踏む足も軽やかに、
いただきますと手を合わせて遠慮なく箸をつけるとする。
濁流渦巻く反転流に、whiplash factoryのイメージカラーである
ブラックに染まったTBR-107をぶち込み、
ジャークを織り交ぜ足元付近まで巻いてきたTBR-107が何者かに襲われた。
ローディーラー・ウィングド・アサシンが下に向かって引き込まれ、
ブラックシープ250の適切に設定したドラグが滑り、
予想以上の強い引きを見せたのは望外だった自己最長のスズキだった。
これだからwhiplash factoryはやめられない。
これでもサンダーバックラムのポテンシャルを
引き出せていると思えず、まだまだ僕を楽しませてくれそうだ。
北海道へはTBR-107&TBR-93の両サイズを携える。
2023年02月25日
イトウは心に宿る21
トップウォータープラグとクランクベイトにワイヤーベイトがあれば
イトウ釣りは事足りるように思ったが、初めての場所で初めての魚を
相手にする時、そのような思い込みが取返しのつかない後悔を
招く気がしないでもないので、
魚食魚を釣る時の定番ルアーも用意しておく。
僕の魚釣りの、これまでとこれからにおいて、
最重要ルアーメーカーがある。
そのメーカーからプラスチック・プラグが発売されたのは1988年で、
初めて知ったのはかなり遅く、89年か90年。
ルアーの名はK-TEN、メーカーはタックルハウス。
魚釣りの情報を仕入れるのは釣具屋か、
もしくは釣り雑誌と釣り番組からが主たる情報源だったが、
K-TENの存在を教えてくれたのは、
HOT SPOTでバイトをしていた釣友だった。
K-TENの名を初めて聞いたとき、モモンガのように飛行するスキーの
ジャンプ競技を連想させ、なんちゅうダサい名前だと感じたが、
当時は驚異的な飛距離を誇るK-TEN・BKFシリーズに、
全国のスズキ・フリークが虜になったはずである。
虜になったと断定できないのは、
当時はインターネットが普及していない時代であり、、
マイミク申請してマイミク承認してくれたマイミクさんも
K-TENを使っているから今度一緒に釣りに行きましょうと、
まずはオフライン会でも仲良くなる、という時代ではなかったからだ。
おっと、いわゆるこれは揶揄であり、
インターネット回線が普及した後でも、
僕はこのようなことをしていないと誤解無きよう補足する。
K-TENブルーオーシャン・シリーズは淡海問わず、
僕を満足させるに十分な魚を呼び寄せ、
再び水に浸けることのない殿堂入りルアー群の四分の一を占めるが、
これは単一メーカー最多となる。
特筆すべきは、寒風吹きすさぶ早春の河川において、
他のルアーが風に負けて使い物にならない状況でも
鋭くポイントに突き刺さって急流を当然のように泳ぎ切り、
初めてのサクラマスに出会わせてくれたBKS90。
あらゆるシーンで出会ってきたビワコオオナマズは、
ブルーオーシャン・シリーズにMシリーズの貢献度が高い。
難攻不落のボイル祭りに投じたBKRP140を喰ってきた初めてのヒラスズキや、
立ち上がった波に乗ったBKRP140を下から襲いかかってきたスズキも
記憶に鮮明だ。
ST66#2/0を背負わせ急流のアカメを釣ることができるのも
ブルーオーシャン。
僕が好む釣座はややこしい所が多いので、
なにはともあれポイントへ到達して急流を泳ぎ切る
性能を有したルアーが前提となる。
制作者の意図することと、僕が使いたいシーンの整合性を
証明する結果が形として残っている。
まだ殿堂入りさせず徹底的に酷使中のものがいくつもあり、
奇抜さがない使いやすい基本性能は、
新たな挑戦においても信頼できる数少ないルアーだ。
そんなK-TENからはブルーオーシャン・シリーズと
M・シリーズを選抜した。
K-TENの名前が呼んだ懐旧の情により、
懐かしい釣具屋の名前も飛び出してしまった。
ルアー専門店が少なかった時代に開店され、
店長のお人柄は好感度が高く、お店に行けば楽しい時間を過ごした。
関西ローカルテレビ局の、なんとかヒットという釣り番組で
解説をされていたことを露知らず、
随分経ってからご本人であることに気付いたという笑い話もある。
閉店されて久しいが、偶然お会いした時はお変わりない姿に安堵した。
2023年02月22日
イトウは心に宿る20
イトウルアー選抜大会で上位を占めるのは、
やはりトップウォータープラグ勢となり、
ペンシルベイト以外の指名プラグは、
ラパラ・スキッターポップ、
アーボガスト・ジッターバグ、
ダイワ・リブンシケーダを選出。
これらは冗談で選んだのではなく真剣だ。
特にリブンシケーダへの期待は大きく、
人生二尾目のオオクチバスをリブンシケーダで釣ったことにより
情愛が深い。
ただしナマズはよく釣れるが、
オオクチバスがよく釣れるかとの問いには口をつむぐしかない。
リブンシケーダのパッケージの裏に、
『スレたビッグバスのシークレットメソッドとして爆発的な
釣果を生んでいる超早引きメソッド』とあるが、
ダイワの看板を背負ったプロが、スレた、しかもビッグバスの爆発的な釣果を
生み出したのだろうか。
スレたビッグバスの爆発的釣果を生み出す潜在能力を持つのだから、
バスのトーナメントを総嘗めし、
変顔でバスを高々と持ち上げる姿をダイワのHPで拝めるはずなのだけど。
ウイニングルアーで一躍有名になれば、
店頭では品薄となり、オークションで競り合い高騰するはずなのに、
鳴かず飛ばずなのはなぜなのだろう。
嘘・大袈裟・紛らわしいことは、
日本広告審査機構が月にかわっておしおきしてくれるのだけど、
そもそもこんな幼稚なコピーに踊らされる釣人は
皆無だったのが現実ではないだろうか。
散々虐げておきながら、ここに汚名返上の機会を設けたい。
ことスズキ釣りにおいてのリブンシケーダの有効性を
認める者は、津々浦々探して見つかるかどうか。
全国のスズキ・フリークに鼻で笑われそうだが、
僕は好んでスズキに向かって投げており、
そのうちの一尾が凄かった。
いつかの秋の夜、
リブンシケーダが流芯脇に入った刹那えげつない出方をしたが、
スズキの気持ちを代弁するならば、
よりによってゲテモノみたいなルアーを喰ってしもうたわ、
と言わんばかりの憤怒のエラ洗いで暴れ狂いフックアウト。
天を仰ぐほど、逃がした魚は過去最大級だった。
リブンシケーダは普通に動かしても拍子抜けするだけで、
とても釣人に優しくない使い心地なのだけど、
そこをなんとかするのが蝉使いの腕の見せ所であり、
僕が釣らなきゃ誰が釣るってなもので、
このプラグの潜在能力を引き出すことは僕のつとめだ宿命だ。
河畔林を流れる湿原河川で、
覆いかぶさる樹木の下にリブンシケーダを落とし、
川面で特有のどんくさい動きをさせていれば、
そこはかとなくイトウが喰ってくれそうな気がしてきた。
それが現実となれば、僕はブログ純屋にこう書き記す。
リブンシケーダは名だたるイトウルアーを差し置いて、
スレたビッグイトウのシークレットメソッドとして爆発的な
釣果を生んだ、と。
それに触発された読者がリブンシケーダを買い求め、
いざ投げて動かしてみるのを想像してほくそ笑む。
やはりトップウォータープラグ勢となり、
ペンシルベイト以外の指名プラグは、
ラパラ・スキッターポップ、
アーボガスト・ジッターバグ、
ダイワ・リブンシケーダを選出。
これらは冗談で選んだのではなく真剣だ。
特にリブンシケーダへの期待は大きく、
人生二尾目のオオクチバスをリブンシケーダで釣ったことにより
情愛が深い。
ただしナマズはよく釣れるが、
オオクチバスがよく釣れるかとの問いには口をつむぐしかない。
リブンシケーダのパッケージの裏に、
『スレたビッグバスのシークレットメソッドとして爆発的な
釣果を生んでいる超早引きメソッド』とあるが、
ダイワの看板を背負ったプロが、スレた、しかもビッグバスの爆発的な釣果を
生み出したのだろうか。
スレたビッグバスの爆発的釣果を生み出す潜在能力を持つのだから、
バスのトーナメントを総嘗めし、
変顔でバスを高々と持ち上げる姿をダイワのHPで拝めるはずなのだけど。
ウイニングルアーで一躍有名になれば、
店頭では品薄となり、オークションで競り合い高騰するはずなのに、
鳴かず飛ばずなのはなぜなのだろう。
嘘・大袈裟・紛らわしいことは、
日本広告審査機構が月にかわっておしおきしてくれるのだけど、
そもそもこんな幼稚なコピーに踊らされる釣人は
皆無だったのが現実ではないだろうか。
散々虐げておきながら、ここに汚名返上の機会を設けたい。
ことスズキ釣りにおいてのリブンシケーダの有効性を
認める者は、津々浦々探して見つかるかどうか。
全国のスズキ・フリークに鼻で笑われそうだが、
僕は好んでスズキに向かって投げており、
そのうちの一尾が凄かった。
いつかの秋の夜、
リブンシケーダが流芯脇に入った刹那えげつない出方をしたが、
スズキの気持ちを代弁するならば、
よりによってゲテモノみたいなルアーを喰ってしもうたわ、
と言わんばかりの憤怒のエラ洗いで暴れ狂いフックアウト。
天を仰ぐほど、逃がした魚は過去最大級だった。
リブンシケーダは普通に動かしても拍子抜けするだけで、
とても釣人に優しくない使い心地なのだけど、
そこをなんとかするのが蝉使いの腕の見せ所であり、
僕が釣らなきゃ誰が釣るってなもので、
このプラグの潜在能力を引き出すことは僕のつとめだ宿命だ。
河畔林を流れる湿原河川で、
覆いかぶさる樹木の下にリブンシケーダを落とし、
川面で特有のどんくさい動きをさせていれば、
そこはかとなくイトウが喰ってくれそうな気がしてきた。
それが現実となれば、僕はブログ純屋にこう書き記す。
リブンシケーダは名だたるイトウルアーを差し置いて、
スレたビッグイトウのシークレットメソッドとして爆発的な
釣果を生んだ、と。
それに触発された読者がリブンシケーダを買い求め、
いざ投げて動かしてみるのを想像してほくそ笑む。
2023年02月20日
イトウは心に宿る19
初めてのイトウ狙いでの一投目は、釣座にもよるが
トップウォータープラグになるだろう。
ただし持って行くのがそれのみは無謀というもので、
潜るタイプだのなんだのと必要になってくる。
だからといって、
『イトウ釣り 人気ルアー』などとインターネットで検索するほど
落ちぶれていない。
例えば検索結果を参照するとき、
それっぽい記事を鵜呑みにして感化されるようでは、
陰謀論などという幼稚な説に洗脳されてしまう。
記事を書いているのはどこかで生活しているひとりの人間であり、
その人は何者で、どれほどの釣歴と経験があり、
どれだけの実績を残しているのかを想像し、
その記事の内容は信用に値するのかを冷静に判断する。
言葉は悪いが、自分より劣ると判断すればその情報は当てにならない。
釣っていなくてもいいし、釣れそうという表現にも問題はないけれど、
己のサイトからルアー売ろうとする魂胆が見え隠れしていたり、
名人気取りの割には証拠を示さず、
あたかも釣っているような眉唾ものの記事に人間が
釣られるとはこれいかに。
個人の他に、あるメーカーのルアーの紹介が酷かった。
文章はうろ覚えだけど、ランカーの実績を重ねた
シークレットルアーだったと。ウソつけ。
一歩譲って、発売前はシークレットルアーだとしても、
発売する際にこれまで釣ったランカーとやらを
堂々と見せればいいじゃないか。
大きな宣伝になる結果をひた隠しにするとは、
なんと稚拙、もとい、控え目な販売戦略が涙ぐましい。
このメーカーだけでなく他にも散見するが、御里が知れる。
けったいな宗教しかり詐欺しかり、人間社会に蔓延る騙す側の人間。
悲しいかなそれらを駆逐できないのも現実なので、
低次元のアホな輩に騙されないよう聡明に生きたいものだ。
イトウの食性は肉食であるが、魚食性に偏っているように思えなかった。
イトウが潜む湿原河川に生息する生き物の中に甲殻類がいる。
イトウの習性と潜む環境から推理すると、
在来種のニホンザリガニや、
日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているウチダザリガニを
喰っているはずで、
そうなればクランクベイトが面白そうだ。
水深が浅いならファッツオーで、
淵の底に入れるならウイグルワート、
想像以上に水深があるならホッテントット。
近代的クランクベイトを知らないのが露呈し、
時代錯誤も甚だしいと思うことなかれ。
ラパラのファットラップFR7だって持っていく。
食性を鑑みればこれらが有効に思えるのだけど、
他にも湿原河川のややこしい水底事情には、
根掛かりし難いルアーの特性が生きてくると考えた。
そもそもネズミだのカエルだのヘビだのと、
水面を泳ぐ生き物を襲う習性のある魚なのだから、
シルエットがミノーシェイプでないと喰わない、
なんてことはないはずだ。
ネズミやカエルなら
WHIPLASH FACTORYのウィードレスプラグが面白いのに、
流水域で本領発揮は難しいかもしれないと思いつつも候補に。
岸から覆いかぶさる陸生植物と倒木が絡んだ複雑な所を
目の当たりにすれば、通常のルアーが投げられず誰も攻めたことが
ないはず。それ即ち釣ったも同然。
ウィードレスプラグを岸に生える陸生植物に乗せるように投げたのち、
ロッド操作で倒木下の水面に甘い音を立てて着水させると、
水底から大きな影が浮いてきた・・・・・・なんて想像を膨らませると、
持って行くルアーが際限なく増えていく。
そうか、それなら圧倒的に根掛かりしにくいスピナーベイトだって、
かなり有効ではないだろうか。
ルアーの特性から表層から底層まで探れ、
倒木だの流木だのなんのその。
河川によっては沈水植物が水面まで繁茂しているかもしれず、
そうなればバズベイトも必要だろう。
WHIPLASH FACTORYのブリッツクリーグ、S.O.B、ノイズアディクトの
各色をokabakoに並べる。
こうなってくるとイトウは釣れるのだろうかという情けない不安は
吹けば飛ぶようなもので、
どれで釣ろうかとますますヒートアップする、
毎夜のイトウルアー選抜大会。
トップウォータープラグになるだろう。
ただし持って行くのがそれのみは無謀というもので、
潜るタイプだのなんだのと必要になってくる。
だからといって、
『イトウ釣り 人気ルアー』などとインターネットで検索するほど
落ちぶれていない。
例えば検索結果を参照するとき、
それっぽい記事を鵜呑みにして感化されるようでは、
陰謀論などという幼稚な説に洗脳されてしまう。
記事を書いているのはどこかで生活しているひとりの人間であり、
その人は何者で、どれほどの釣歴と経験があり、
どれだけの実績を残しているのかを想像し、
その記事の内容は信用に値するのかを冷静に判断する。
言葉は悪いが、自分より劣ると判断すればその情報は当てにならない。
釣っていなくてもいいし、釣れそうという表現にも問題はないけれど、
己のサイトからルアー売ろうとする魂胆が見え隠れしていたり、
名人気取りの割には証拠を示さず、
あたかも釣っているような眉唾ものの記事に人間が
釣られるとはこれいかに。
個人の他に、あるメーカーのルアーの紹介が酷かった。
文章はうろ覚えだけど、ランカーの実績を重ねた
シークレットルアーだったと。ウソつけ。
一歩譲って、発売前はシークレットルアーだとしても、
発売する際にこれまで釣ったランカーとやらを
堂々と見せればいいじゃないか。
大きな宣伝になる結果をひた隠しにするとは、
なんと稚拙、もとい、控え目な販売戦略が涙ぐましい。
このメーカーだけでなく他にも散見するが、御里が知れる。
けったいな宗教しかり詐欺しかり、人間社会に蔓延る騙す側の人間。
悲しいかなそれらを駆逐できないのも現実なので、
低次元のアホな輩に騙されないよう聡明に生きたいものだ。
イトウの食性は肉食であるが、魚食性に偏っているように思えなかった。
イトウが潜む湿原河川に生息する生き物の中に甲殻類がいる。
イトウの習性と潜む環境から推理すると、
在来種のニホンザリガニや、
日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているウチダザリガニを
喰っているはずで、
そうなればクランクベイトが面白そうだ。
水深が浅いならファッツオーで、
淵の底に入れるならウイグルワート、
想像以上に水深があるならホッテントット。
近代的クランクベイトを知らないのが露呈し、
時代錯誤も甚だしいと思うことなかれ。
ラパラのファットラップFR7だって持っていく。
食性を鑑みればこれらが有効に思えるのだけど、
他にも湿原河川のややこしい水底事情には、
根掛かりし難いルアーの特性が生きてくると考えた。
そもそもネズミだのカエルだのヘビだのと、
水面を泳ぐ生き物を襲う習性のある魚なのだから、
シルエットがミノーシェイプでないと喰わない、
なんてことはないはずだ。
ネズミやカエルなら
WHIPLASH FACTORYのウィードレスプラグが面白いのに、
流水域で本領発揮は難しいかもしれないと思いつつも候補に。
岸から覆いかぶさる陸生植物と倒木が絡んだ複雑な所を
目の当たりにすれば、通常のルアーが投げられず誰も攻めたことが
ないはず。それ即ち釣ったも同然。
ウィードレスプラグを岸に生える陸生植物に乗せるように投げたのち、
ロッド操作で倒木下の水面に甘い音を立てて着水させると、
水底から大きな影が浮いてきた・・・・・・なんて想像を膨らませると、
持って行くルアーが際限なく増えていく。
そうか、それなら圧倒的に根掛かりしにくいスピナーベイトだって、
かなり有効ではないだろうか。
ルアーの特性から表層から底層まで探れ、
倒木だの流木だのなんのその。
河川によっては沈水植物が水面まで繁茂しているかもしれず、
そうなればバズベイトも必要だろう。
WHIPLASH FACTORYのブリッツクリーグ、S.O.B、ノイズアディクトの
各色をokabakoに並べる。
こうなってくるとイトウは釣れるのだろうかという情けない不安は
吹けば飛ぶようなもので、
どれで釣ろうかとますますヒートアップする、
毎夜のイトウルアー選抜大会。
2023年02月18日
イトウは心に宿る18
イトウ狙いのルアーを選択するにあたり、
世間の評判だとか定番だとかそんなのさておき、
真っ先に手が伸びるのは、
イトウをこれで釣ってみたいと思い及ぶルアーに他ならない。
ルアーの分類上ハードプラグ目ペンシルベイト科
ミノーペンシル属ライヴワイア。
2002年に登場したリアリスティック・ペンシルベイトは、
WHIPLASH FACTORYの記念すべきABSプラグ第一弾。
ABSとはアンチロック・ブレーキ・システムであることは言うに及ばず、
異議は受付けない。
ABSは摩擦係数が低い、いわゆる低μ路や、
バトル中の1コーナー進入時に、
レイトブレーキで相手の前に出た際の恩恵が大きい。
ライヴワイアをバイクに例えるなら250cc~300ccクラスのモタードだ。
動きが軽快かつ操作性に優れ、
使い手の感性に応える多才な動きが魅力。
息が長いことで新色やコラボレーションカラーを含め、
多彩な色も揃えている。
投げれば姿勢を崩さず快適に飛び、
泳がせば幾度となく刺激的な水面炸裂に導いてくれた最愛のルアー。
使い始めが2005年と遅いけれど、
所有個数一位、使用回数一位、水面炸裂回数一位、
パネル指名一位などなどの輝かしい功績を持つ。
ライヴワイアに続き、基本性能に引けを取らないプラグがある。
ライヴワイア登場から二年後の2004年に発表された、
ハードプラグ目ペンシルベイト科シャッドペンシル属スピッティン・ワイア。
ライヴワイアを凌ぐ飛距離と、やけにクロダイ属に好まれる。
こちらは400cc~450ccのモタードといったところ。
流速が速いならライヴワイアで、流速が遅かったり、
アップストリームで使用するならスピッティン・ワイアを結ぶことにする。
スピッティン・ワイアと時を同じくして、
ライヴワイアLt.SW Verも発表されたが、
こちらはライヴワイア対してプラスアルファの比重により、
汽水・海水に対応したモデル。
潮汐の影響を受ける湿原河川の下流部を想定すれば、
こちらも外せない。あとは、
2006年に発表されたドライヴィン・ワイアは600ccのミドルクラス。
2014年に発表されたグラインディン・ワイア-13はリッターSS。
2019年のカタログに姿を現したライヴワイア87トラヴィエソFWは
ぶっ飛びの飛距離や軽快ウ狙いのルアーを選択するにあたり、
世間の評判だとか定番だとかそんなのさておき、
真っ先に手が伸びるのは、
イトウをこれで釣ってみたいと思い及ぶルアーに他ならない。
ルアーの分類上ハードプラグ目ペンシルベイト科
ミノーペンシル属ライヴワイア。
2002年に登場したリアリスティック・ペンシルベイトは、
WHIPLASH FACTORYの記念すべきABSプラグ第一弾。
ABSとはアンチロック・ブレーキ・システムであることは言うに及ばず、
異議は受付けない。
ABSは摩擦係数が低い、いわゆる低μ路や、
バトル中の1コーナー進入時に、
レイトブレーキで相手の前に出た際の恩恵が大きい。
ライヴワイアをバイクに例えるなら250cc~300ccクラスのモタードだ。
動きが軽快かつ操作性に優れ、
使い手の感性に応える多才な動きが魅力。
息が長いことで新色やコラボレーションカラーを含め、
多彩な色も揃えている。
投げれば姿勢を崩さず快適に飛び、
泳がせば幾度となく刺激的な水面炸裂に導いてくれた最愛のルアー。
使い始めが2005年と遅いけれど、
所有個数一位、使用回数一位、水面炸裂回数一位、
パネル指名一位などなどの輝かしい功績を持つ。
ライヴワイアに続き、基本性能に引けを取らないプラグがある。
ライヴワイア登場から二年後の2004年に発表された、
ハードプラグ目ペンシルベイト科シャッドペンシル属スピッティン・ワイア。
ライヴワイアを凌ぐ飛距離と、やけにクロダイ属に好まれる。
こちらは400cc~450ccのモタードといったところ。
流速が速いならライヴワイアで、流速が遅かったり、
アップストリームで使用するならスピッティン・ワイアを結ぶことにする。
スピッティン・ワイアと時を同じくして、
ライヴワイアLt.SW Verも発表されたが、
こちらはライヴワイア対してプラスアルファの比重により、
汽水・海水に対応したモデル。
潮汐の影響を受ける湿原河川の下流部を想定すれば、
こちらも外せない。あとは、
2006年に発表されたドライヴィン・ワイアは600ccのミドルクラス。
2014年に発表されたグラインディン・ワイア-13はリッターSS。
2019年のカタログに姿を現したライヴワイア87トラヴィエソFWは、
ぶっ飛びの飛距離や軽快感から4st250ccに喰らいつく2st125cc。
どれも湿原河川で投げるに相応しい、
何かが起きることを期待させるトップウォータープラグ達。
これらペンシルベイトもokabakoに並べる。
そもそもイトウを釣るのにトップウォータープラグを選ぶのには
深い理由があり、あの記憶は鮮烈で忘れもしない。
何十年前だったかまったく思い出せないが、
@ngling netイカザス・イクイ氏のコラムに登場した、
トップウォータープラグでイトウを釣る北海道のお仲間の
話に心を奪われた。
そのお仲間は後に別の釣行記を
スポーツ&フィッシングニュース誌に寄稿され、
小さい記事だったが僕の心を掴んで離さない。
取り扱われ方から想像すると、
多くの釣人には響かないのかも知れないが、
僕のように熱せられた心が冷めない読者もいる。
今なら図鑑や資料で知るイトウの習性や食性、
なにより顔の特徴を見ればルアーで釣りやすい魚であり、
しかもトップウォータープラグでも楽しめるのがわかる。
そうなれば真っ先に愛するライヴワイアに手が伸びるというもの。
あの日、川面が眩い南国の清流で投げたライヴワイアに
喰らいついたヒラスズキ。
予定していた数倍も大きな水柱が上がり、
寄せては走られる流芯の攻防を繰り返し、
ようやく全身を見せた時の衝撃が蘇る。
きっと湿原河川のイトウだって、
水面を炸裂させる荒々しい喰い方をしてくるのだろうと夢想してやまない。
世間の評判だとか定番だとかそんなのさておき、
真っ先に手が伸びるのは、
イトウをこれで釣ってみたいと思い及ぶルアーに他ならない。
ルアーの分類上ハードプラグ目ペンシルベイト科
ミノーペンシル属ライヴワイア。
2002年に登場したリアリスティック・ペンシルベイトは、
WHIPLASH FACTORYの記念すべきABSプラグ第一弾。
ABSとはアンチロック・ブレーキ・システムであることは言うに及ばず、
異議は受付けない。
ABSは摩擦係数が低い、いわゆる低μ路や、
バトル中の1コーナー進入時に、
レイトブレーキで相手の前に出た際の恩恵が大きい。
ライヴワイアをバイクに例えるなら250cc~300ccクラスのモタードだ。
動きが軽快かつ操作性に優れ、
使い手の感性に応える多才な動きが魅力。
息が長いことで新色やコラボレーションカラーを含め、
多彩な色も揃えている。
投げれば姿勢を崩さず快適に飛び、
泳がせば幾度となく刺激的な水面炸裂に導いてくれた最愛のルアー。
使い始めが2005年と遅いけれど、
所有個数一位、使用回数一位、水面炸裂回数一位、
パネル指名一位などなどの輝かしい功績を持つ。
ライヴワイアに続き、基本性能に引けを取らないプラグがある。
ライヴワイア登場から二年後の2004年に発表された、
ハードプラグ目ペンシルベイト科シャッドペンシル属スピッティン・ワイア。
ライヴワイアを凌ぐ飛距離と、やけにクロダイ属に好まれる。
こちらは400cc~450ccのモタードといったところ。
流速が速いならライヴワイアで、流速が遅かったり、
アップストリームで使用するならスピッティン・ワイアを結ぶことにする。
スピッティン・ワイアと時を同じくして、
ライヴワイアLt.SW Verも発表されたが、
こちらはライヴワイア対してプラスアルファの比重により、
汽水・海水に対応したモデル。
潮汐の影響を受ける湿原河川の下流部を想定すれば、
こちらも外せない。あとは、
2006年に発表されたドライヴィン・ワイアは600ccのミドルクラス。
2014年に発表されたグラインディン・ワイア-13はリッターSS。
2019年のカタログに姿を現したライヴワイア87トラヴィエソFWは
ぶっ飛びの飛距離や軽快ウ狙いのルアーを選択するにあたり、
世間の評判だとか定番だとかそんなのさておき、
真っ先に手が伸びるのは、
イトウをこれで釣ってみたいと思い及ぶルアーに他ならない。
ルアーの分類上ハードプラグ目ペンシルベイト科
ミノーペンシル属ライヴワイア。
2002年に登場したリアリスティック・ペンシルベイトは、
WHIPLASH FACTORYの記念すべきABSプラグ第一弾。
ABSとはアンチロック・ブレーキ・システムであることは言うに及ばず、
異議は受付けない。
ABSは摩擦係数が低い、いわゆる低μ路や、
バトル中の1コーナー進入時に、
レイトブレーキで相手の前に出た際の恩恵が大きい。
ライヴワイアをバイクに例えるなら250cc~300ccクラスのモタードだ。
動きが軽快かつ操作性に優れ、
使い手の感性に応える多才な動きが魅力。
息が長いことで新色やコラボレーションカラーを含め、
多彩な色も揃えている。
投げれば姿勢を崩さず快適に飛び、
泳がせば幾度となく刺激的な水面炸裂に導いてくれた最愛のルアー。
使い始めが2005年と遅いけれど、
所有個数一位、使用回数一位、水面炸裂回数一位、
パネル指名一位などなどの輝かしい功績を持つ。
ライヴワイアに続き、基本性能に引けを取らないプラグがある。
ライヴワイア登場から二年後の2004年に発表された、
ハードプラグ目ペンシルベイト科シャッドペンシル属スピッティン・ワイア。
ライヴワイアを凌ぐ飛距離と、やけにクロダイ属に好まれる。
こちらは400cc~450ccのモタードといったところ。
流速が速いならライヴワイアで、流速が遅かったり、
アップストリームで使用するならスピッティン・ワイアを結ぶことにする。
スピッティン・ワイアと時を同じくして、
ライヴワイアLt.SW Verも発表されたが、
こちらはライヴワイア対してプラスアルファの比重により、
汽水・海水に対応したモデル。
潮汐の影響を受ける湿原河川の下流部を想定すれば、
こちらも外せない。あとは、
2006年に発表されたドライヴィン・ワイアは600ccのミドルクラス。
2014年に発表されたグラインディン・ワイア-13はリッターSS。
2019年のカタログに姿を現したライヴワイア87トラヴィエソFWは、
ぶっ飛びの飛距離や軽快感から4st250ccに喰らいつく2st125cc。
どれも湿原河川で投げるに相応しい、
何かが起きることを期待させるトップウォータープラグ達。
これらペンシルベイトもokabakoに並べる。
そもそもイトウを釣るのにトップウォータープラグを選ぶのには
深い理由があり、あの記憶は鮮烈で忘れもしない。
何十年前だったかまったく思い出せないが、
@ngling netイカザス・イクイ氏のコラムに登場した、
トップウォータープラグでイトウを釣る北海道のお仲間の
話に心を奪われた。
そのお仲間は後に別の釣行記を
スポーツ&フィッシングニュース誌に寄稿され、
小さい記事だったが僕の心を掴んで離さない。
取り扱われ方から想像すると、
多くの釣人には響かないのかも知れないが、
僕のように熱せられた心が冷めない読者もいる。
今なら図鑑や資料で知るイトウの習性や食性、
なにより顔の特徴を見ればルアーで釣りやすい魚であり、
しかもトップウォータープラグでも楽しめるのがわかる。
そうなれば真っ先に愛するライヴワイアに手が伸びるというもの。
あの日、川面が眩い南国の清流で投げたライヴワイアに
喰らいついたヒラスズキ。
予定していた数倍も大きな水柱が上がり、
寄せては走られる流芯の攻防を繰り返し、
ようやく全身を見せた時の衝撃が蘇る。
きっと湿原河川のイトウだって、
水面を炸裂させる荒々しい喰い方をしてくるのだろうと夢想してやまない。